看護師おかえりなさいの教科書には載らない情報共有所

看護師おかえりなさいの教科書には載らない情報共有所

ナースの暮らしの豆知識

目の前で人が喉に物を詰まらせたらどうする?誤嚥の対処方法とは?

目の前で人が喉に物を詰まらせたらどうする?誤嚥の対処方法とは?

もしも貴方の目の前で誰かが食べ物を飲み込んでいる途中に喉に詰まらせたらどうするでしょうか?

  1. 慌てる
  2. 誰か人を呼ぶ
  3. 自分でなんとかする
  4. 詰まらせた本人に頑張らせる
  5. そっとその場を外す

最後のやつはやったらダメなやつですが、実はその他の選択肢は状況次第では有効なんですね!

歯が白いと白衣が2倍くらい映える気がします

自宅で簡単に歯を白くするハミガキ レディーホワイトで

セクシー&クールな口元美人になるには

こちらへ

秘密を

そして貴方自信が目の前で喉に物を詰まらせた人を見つけた場合、反対に自分が喉に物を詰まらせてしまった場合なども想像して今回のお話しを聞いて頂けたらと思います。

介護の現場では常にあり得る誤嚥とは?

誤嚥とは誤って嚥下してしまう事であり、嚥下とは食べ物を飲み下す事です。

人の嚥下機能は食べ物を噛み砕く事、舌や歯、口腔の構造(頬の内側)等を上手く使って飲み込むまでの全ての機能を言います。

もっと言えば、食べ物を目で認識し上手く口を開ける動作も無くては人は口から食べ物を摂取することは出来ません。

これらのプロセス、機能が1つでも損なうと誤嚥のリスクが生じます。

誤嚥とは恐ろしいもので本来空気の出入口の気管という、呼吸器に物を詰まらせる状態が引き起こされた結果、窒息し死に至るケースもあるのです。

解剖学的誤嚥のプロセス

人間の体は真横(矢状面)から見た場合には、前方から気管、食道と首の中の構造が位置します。

食べ物を咀嚼し、嚥下するタイミングで上手く食道に通過するはずの食塊(噛み砕いた食べ物)が誤って気管側に入ってしまったために誤嚥となります。

誤嚥の原因とは?

誤嚥の原因はさまざまです。

嚥下のプロセスが妨げられる、失われた状態を観察分析する事は誤嚥の予防としては重要となりますので、まずは誤嚥の原因を確認していきましょう。

  • 認識面からの誤嚥
  • 嚥下機能の低下からの誤嚥

認識面からの誤嚥

認識面からの誤嚥とは、食べ物を認識して口に運べるかという点が関係します。

例えば食べ物であっても視力障害や失明があって食べ物の形態がわかりにくい場合では、誤嚥のリスクは高まります。

食事の大きさがどの程度に切り分けられているのか、固さや水分量、弾力性、熱さ冷たさなどや辛い甘いも、食べる前の一瞬で判断しているところがありますので、嗅覚においてでもですが、視覚に頼っている部分は大きいものです。

視力障害がある場合や認識面で難しい患者への誤嚥の予防法

意図したものと違うものが口に運ばれるとビックリする事もあるため、例えば視力障害のある方に食事の介助をする際には食事の内容の説明や口に物を運ぶタイミング等に注意します。

視力障害がない場合であっても認知症があって食事の内容の認識が困難な患者さんに対しても、食事の介助をする場合には同様に注意します。

嚥下機能の低下からの誤嚥

嚥下機能が低下するとは、食べ物を口に入れてから噛み砕く機能や、飲み込む機能が低下する場合に起きることです。

認識面による誤嚥については先に述べていますので、ここではその先の口の中の機能についてお話しします。

咀嚼といって口の中で食べ物を上手く噛み砕くには、歯の働きと舌の働き、また頬の内側を使いこなせていなければなりません。

また食塊が上手く形成されるためには唾液の分泌も非常に大事なのです。

パサパサな食べ物ではムセの原因にもなりますし、食べ物が上手くまとまらず、通過の際にもスムーズとはいきませんね。

唾液は噛み砕いた食べ物を上手くまとめて食塊を作るために大事なのです。

唾液の分泌は年令とともに衰えやすく、嚥下機能の低下と関連します。

嚥下機能の低下からの誤嚥の予防法

唾液の分泌には口腔内のマッサージや、普段から会話をするなど日常的な刺激が重要です。

また水分摂取が少ないと脱水による口腔内全体の乾燥にもつながり悪影響となります。

義歯が合わないためにの嚥下機能の低下もよくありません。

以前作っておいた入れ歯が入院中に食欲が低下し、痩せたために入れ歯が合わなくなった等よく見受けます。

そういった場合には、入れ歯のフィット感が戻るまで、合わなくなった入れ歯は使用せず、食事形態を変更するなどの対応が必要です。

食事形態とは主食であれば、パンや米飯から軟飯、粥への変更、副食なら一口大や、軟菜食、刻み食への変更です。

必要ならば歯科往診なども利用する事です。

脳梗塞等の後遺症にて麻痺が生じ嚥下機能が低下している場合には、食事の形態の考慮は誤嚥予防には重要となります。

言語聴覚師等による摂食訓練を通じて、患者さんの嚥下機能に適した食事の形態を考慮します。

その際には食事だけでなく水分等へのトロミ剤などの使用も配慮します。

また唾液自体を誤嚥する患者さんも多く、さらに痰が気管に絡む状態も引き起こされやすく、常に吸引などが出来る状態にしておきたいところです。

痰の多くて食事がしにくい患者さんには、タッピングや水分を少し促す等を行い事前に自己排痰を促す、あるいは吸引をしておく等コンディションを整える事も大事なのです。

そして、食事の際のポジショニングは他の要素と同じく誤嚥の予防法としては大事になります。

患者さんが態勢的に苦痛でないポジショニングをとることは食事に対する集中力を高めますし、食事中の疲労度にも影響します。

ベッド上で食事を行う患者さんにはギャッジアップ後の背抜きなど背部の体のズレを緩和し、臀部から膝下への圧力を分散させるようなポジショニングをとれる事がより食事の際には適した態勢となります。

また片麻痺がある患者さんの場合には体が左右に傾かないように、クッションを挟んだり、麻痺側である患側では無く健側側に食事を入れる等の介助が必要となります。

目線を合わせた介助も大事であり、患者さんの上から介助を行う事で、患者さんが顔を上に向けたら気管へ誤嚥しやすいため、食事は患者さんの少し下側から口に入れて、頸部はやや前屈にするのもポジショニングでは重要となります。

また、介助者が患者さんと目線を合わせた位置に座る事で、飲み込んでいる様子の観察がしやすく介助には適した位置関係となります。

実際に誤嚥したらどうする?

  1. 慌てる
  2. 誰か人を呼ぶ
  3. 自分でなんとかする
  4. 詰まらせた本人に頑張らせる
  5. そっとその場を外す

はじめの設問に戻りますが、順番に対処方法を検討したいと思います。

まず慌てるのは如何なものでしょうか?

一刻を争い、緊急性が高いは人間の心理としては慌てる理由の1つです。

目の前で人が喉を詰まらせていたら慌てますよね。

例えば貴方が通りががかりの見ず知らずの人にたまたま出くわしてしまった場合等では何を喉に詰まらせているのかもわかりませんからね。

まずは状況を確認しましょう。

何を詰まらせているのか?

レストラン等で周りの方(家族や同席者)がいるなら聞いてみるべきです。

たんなるむせ込みだけの場合もあり、慌てる事がないケースも中にはあります。

元々呼吸器の基礎疾患としてCOPDなどの疾患がある場合には、少しむせただけでも顔を真っ赤にして息が止まったかの症状を起こすこともあります。

周りの家族等も含めて緊急性の有無を判断したいところです。

しかしながら、患者の基礎疾患など初対面の人の事などわかるはずもありませんから、先ずは声かけが重要となります。

声かけに対する反応はどうでしたか?

声がでない、顔色が悪い、何かジェスチャーで訴えようとしている、身動きがない等。

声がでないは一時的にでも息が出来ていないことを意味します。

声が出る場合には自分で咳をするように促し誤嚥したものをはき出させます。

顔いろが蒼白く蒼白な場合には、体内酸素が足りていない場合に繋がります。

指先の色や唇が青紫ぽくなっていたらチアノーゼといってかなり悪い状態でしょう。

誰か人を呼びすぐに助ける必要があります。

病院等では吸引や酸素が用意できるため対応可能な場合がありますが、一般的には今出来ることしかしようがないのです。

先ずは声かけ、状態の把握、応援の要請、詰まらせているもの除去が必要です。

その際に詰まらせてしまった本人が出せる事は難しくなります。

意識がもうろうとしていたり、チアノーゼが起きていれば窒息状態だからです。

その場を外すのなら自分ではてにおえず、早急に誰かを呼びにいく必要がある場合に行いましょう。

ただし、窒息しかけている当人にはきっと助けに来ることを告げておくべきでしょう。

自分だったら逃げられるのかと怖くなりますよね。

救護の実際

具体的に医療設備がない場合の誤嚥の対処方法はどういった方法があるのでしょうか?

  • 背部叩打方
  • ハイムリック方

背部叩打法

背部叩打法とは、その名の通り背中を叩くという方法です。

喉に物を詰まらせている状態でとっさ時に刺激を与える、咳を起こさせる事で、詰まらせた物を出させます。

方法としては救助者は片方の腕で喉に詰まらせている人を少しうつ向かせる姿勢を保持しながら、もう片方の手を使い肩甲骨の間に手の平で背中を強く平手で打ちつけます。

ハイムリック法

ハイムリック法とは、救助を行う人が喉に物を詰まらせている人の後ろより両腕を脇の下から回し、お腹の溝落より下側の腹部を圧迫し、横隔膜を刺激する事で異物を除去する方法です。

この時の腹部を圧迫する際には上方に突き上げるように行う事がポイントです。

ハイムリック法は、別名腹部突き上げ法ともいい、横隔膜の圧迫にて肺を間接的に圧迫し、肺内の空気を押し出す際に気管に詰まった異物を空気の圧力で押し出す目的にて行われます。

ハイムリック法の注意したいことは、妊婦や乳幼児には使えないという事です。

そしてハイムリック法を行った場合、救急にその事を伝えます。

なぜならハイムリック法にて内臓に圧力がかかり損傷している可能性があるからです。

このような対処方法をしていても意識が無くなる、ぐったりとしている等の場合には、心肺蘇生に移ります。

また乳幼児に対するハイムリック法など、日本医師会のページ

、 日本医師会救急蘇生法 にて記載されていますので、そちらをご確認いただけたらと思います。

お薦め転職サイト(PR)

おかえりなさい
ナース人材バンクは正に王道!真っ直ぐに転職の事だけを考えるならお薦め♪私も一最初に登録したのがこちらでした。
ナース人材バンク

看護師のお仕事紹介【ナース人材バンク】

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

管理人のおかえりなさいです。元介護士、現在は看護師、医療系ライター、一児のパパ。奥さんは年下の先輩ナース。お家でも逆らえません。看護の教科書には載らない話を共有しましょう。寄稿・その他のご依頼は お問い合わせ からお願いいたします。