患者とありのままの関係性を築く自己一致とコンフロンテーションとは?

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患者とありのままの関係性を築く自己一致とコンフロンテーションとは?

このお話しでは嘘をつくことと取り繕う事は決して同一ではありませんが、率直になる自己一致と真実を告げることによって築く事の出来るコンフロンテーションについてご紹介します。

患者とのコミュニケーションその会話それは嘘ですか本当ですか?

あなたは現在看護学生ですか、それとも現役の看護師でしょうか。

どちらにでも当てはまる事なのですが、患者に対してコミュニケーションをとる上でその場を取り繕いたいがために、またその場を切り上げるために嘘をつく場合があるかもしれません。

対患者のコミュニケーションって看護学生時代から看護師になってからもずっと学んでいく事だと思いますが、特にコミュニケーションに慣れていない看護学生当時って、自分の立場も曖昧でありこれってどこまで言っていいんだろうって感じになる事がありました。

学生当時だと実習中は患者さんの受け持ちも限られており、一人の患者さんに1日びったりという事もあるでしょう。

こんな時に沢山話をしてくれる患者さんに当たったら凄く助かります。

1日何をするでもなく廊下で待機したりすることも時にはありましたが、患者さんが話好きならその患者さんの所にいることが出来ましたからね。

看護師になると事情は異なりその業務は多忙です。

長い話は出来ずにその場を切り上げるために出来るだけその患者さんを傷つけないような理由を告げては立ち去る事もあるでしょう。

嘘をつかないということ

嘘をつくことで患者からなんで本当の事を言ってくれなかったの?ととがめられる事もあるでしょう。

嘘も方便という言葉がありますが、

例えば個人情報保護等の観点から、学生当時では患者さんの個人情報持ち出しはもちろんダメですが、自分の個人情報も漏らさないのが原則でした。

看護学生は患者さんの名前の記載されてあるメモ一つ書いてはいけない、もちろん持ち帰ってもいけません。

看護学生は患者さんの住所や家族構成、既往症等詳細にカルテから情報収集します。

また患者さん自身からそれらを聞く事も出来るのですが、反対に学生自身の住所や電話番号は決して教えてはいけませんよね。

これらをしつこく聞いて来るような患者さんには上手くごまかす場合もあるのではないでしょうか。

電話番号は今覚えていないとかなんとか言ったりは出来るでしょうが、これってやはり嘘であるわけです。

患者さんと関わって来るうちに自然とわかることですが、ダメなものはダメですと言った方が後々トラブルになりません。

住所や電話番号等は立場上教える事が出来ないことを説明するだけです。

これを期にコミュニケーションがギクシャクしたりして、看護学生にとってはやりにくさを生むかもしれませんが、嘘をつかずに何を(本当の事を)どのように伝えるべきかを考える事は学生だけではなく看護師にとっても大事になります。

自己一致

嘘をつかないコミュニケーションとして、実は思ってもいないような事を患者に言わないで出来る限りの看護師にとって素直に言葉等で伝える事を自己一致と言います。

自己一致は看護師が患者との関わりで感じたや経験した事を患者に対して発する言葉や態度として表現する事ですが、そのような看護師の行いにより患者とのコミュニケーションが相互作用としてより良い働きになる事が期待出来ます。

ただ薬を飲ませに来てくれる看護師ではなく、患者は率直な気持ちや態度として表現してくれる看護師に来て欲しいのです。

決してロボットで事足りる看護師になってはいけないのです。

コンフロンテーション

コンフロンテーションとは日本語で直面化や突き上げ等となります。

私たちは現実に直面したや、現実を突きつけられた等と言いますよね。

そのようなニュアンスでありますコンフロンテーションは看護師が患者に対してより治療的に高度なコミュニケーションとして重要な意味があるのです。

コンフロンテーションは痛みを伴うコミュニケーションともとれ、例えば看護師対患者との関係性に潜んでいた問題を現実のものとして認識させるやり取りです。

これまで曖昧であった(きちんと告げられていなかった部分等)を現実の問題なんだと浮き彫りにする事に意味があります。

自己一致ではこれまで内に秘めていた感情等をオープンにしたという解放的なニュアンスでありましたが、コンフロンテーションではより問題意識に目を向けた強い態度や対話的表現として患者に現されます。

すこし意味が離れますが、極端なイメージでは修羅場という言葉にも近いのかなと言えるでしょうか。

これまで言うに言えなかったが、この際はっきりさせとこうという場面ですね。例えば患者になおして欲しい不満や態度等です。

そのためにはコンフロンテーションは看護師の自己一致なども含めた関わりであると言えます。

このようなシーン(あくまでも修羅場の場合)は精神的緊張も一気に高まりますが、コンフロンテーションでは現実を突きつける事に精神的な痛みは伴いますが、その先には真剣なやり取りを経てより良い結果が期待される時に有効です。

やはりそこには看護師対患者の2者間にそれ相応の精神的緊張間が伴います。

最後に

いかがでしたか、看護師と患者とのコミュニケーションにおいて基本的な嘘をつかない事から思いを表現すること、より深く掘り下げて潜んでいた関わりの中の問題を現実のものとして突きつきつけるというお話しまでお伝えしました。

このような体験には精神的な緊張感も伴い時には看護師も患者疲れるかもしれませんが、思いきって行動にうつす事でこれまでの取り繕った関係から等身大のありのままの関係性を気づけるかもしれませんね。

嘘をつかないコミュニケーションを突き詰めた精神科看護の自己一致とコンフロンテーションについてお話ししました。

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